大字書と細字書ほか、あらゆる書体に完成した書技を見せ、変幻自在の書風を完成させた空海。
国宝、重要文化財として厳重に保管され、通常目にすることがむずかしい真蹟、およびその書風をとどめる重要書籍を12点厳選し、ほぼ全作品を原寸大でカラー再現しました。墨の濃淡やかすれはもちろんのこと、朱書、糊の色や、勢いあまって飛び散る墨点までも再現し、『本物』だけが伝える書のリズム、行間の美までもつぶさにとらえました。
各書籍は、空海の生涯をたどる上で最も重要な記述を部分伐採。総監修の宮坂宥勝氏をはじめ、各宗門を代表する4人の研究者が訓読文、現代語訳、そして最新の研究をふまえて解説します。

第十話「風信帖」より部分

